どうもジョーカーです。
本日は米国外への投資も検討すべき理由を書いていきます。
シラーPERはやっぱり割高を示している
これはジョーカーがよく確認するシラーPERです。これを見るといつでも米国は高いなと思ってしまいます。
1980年以降における米国及び米国外のシラーPERの推移を示しています。現在は米国が米国外の株式以上に割高になっていることが分かります。過去を振り返れば1980年代は米国外の株式が割高だった時があったようです。この理由を調べてみると原因はなんと日本でした。
日本のバブルはすさまじく米国外株式を押し上げていたようです。その後日本がどのようになったかは皆さんご存知の通りです。
The Biggest Valuation Spread in 40 Years? | Meb Faber Research - Stock Market and Investing Blogより
今の米国株は割高と言えますが、2000年代のITバブル時はより高い数値でした。この時もIT企業への投資が盛り上げっていた時ですが、今と異なるのは利益のでていない企業でも投資資金が集まったことです。現在のIT企業の儲ける力はとても強いです。
強すぎて規制がかかるくらいなので、これは過去と違う傾向だと思います。
今後はどうなるのか
シラーPERが割高だと考えて米国への投資を見送った投資家は今までは機会ロスとなっています。とは言うものの割高だと認識はしておいたほうがいいでしょう。バフェットも企業を買いたいと考えているがいい時期ではないと株主への手紙で書いてありました。
割安な優良企業を探すのは難しい時期となっています。しかし、S&P500のように指数への投資は過去のリターンよりも下がるとは言え、長期ではリターンをもたらすと考えます。それでもやっぱりS&P500を上回りたいと考えるのが投資家です。
S&P500を上回る投資方法を考える
ジョーカーが考えるS&P500を上回る投資方法は
- 優良企業への長期投資
- バークシャーハザウェイへの投資
- 生活必需品セクター、ヘルスケアセクターへの投資
- 新興国への投資
です。
バフェットがしてきたように優良企業への長期投資が富をもたらすことは間違いないでしょう。S&P500の中には利益がでていない企業、斜陽産業等も含まれています。個別銘柄でこのような企業を避けることでS&P500を上回ることができると思います。
個人投資家の運用資金と銘柄の管理能力を考えれば個別銘柄は10銘柄程度で十分ではないでしょうか。これ以上銘柄増やしたら管理ができないでしょう。
優良企業の基準としては、配当成長株がいいと思います。シャーウィン・ウィリアムズは配当性向も低く配当の成長が見込まれる企業です。
バークシャーハザウェイへの投資は優良企業への長期投資をバフェットにかわりにやってもらう方法です。最近これもありかなと思ってます。
シーゲル流の投資家が好きな方法としては生活必需品セクターとヘルスケアセクターへの投資です。ジョーカーもセクターETFのVDCとVHTに投資しています。
最後に新興国への投資です。これは米国外の割安な国へ投資するということです。ここで新興国としたのは欧州や日本よりも新興国のほうが将来性が高いと感じるからです。