生活必需品セクターのETFの比較
「株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす」で紹介されているセクター戦略<生活必需品セクター>に適したETFを紹介します。
3つのETFのうちKXIのみ米国以外も投資対象としています。従ってネスレ等の会社がポートフォリオに組み入れられています。
VDCとXLPは正直大きな差はないと思いますが私はコスト面でVDCへの投資を決めました。
パフォーマンスはどうなのよ?
2007年~2016年の過去10年間でS&P500と比較したいと思います。
比較対象とするのはS&P500のETF【IVV】としました。
*IVV(iシェアーズ・コア S&P500ETF)もコスト0.04%の良いETFです。
結果はVDCが圧勝です!さすがシーゲル流投資!!
青色:VDC(163.95%)
赤色:IVV (95.69%)
直近1年間で比較するとS&P500に負けてます・・
金利上昇局面ではディフェンシブ銘柄の集合体であるVDCの伸びは弱いです。
これは生活必需品セクターは債券投資と競合するからです。
リスクの低い債券の利回りが上昇すれば、わざわざリスクをとって配当金を狙わなくてもいいじゃないかという考えです。
ちなみにiシェアーズ 米国総合債券市場ETF【AGG】の配当利回りは2.39%とVDCと同水準です。
青色:VDC(11.99%)
赤色:IVV (27.27%)
私は投資は長期で考えているのでVDCは今後も保有していきます。
投資期間を長期で考えればIVVやAGGを上回るはずです。
そう考えれば今はVDCの仕込み時と考えてもいいかもしれませんね。