どうもジョーカーです。
今日は1,500ドルを超えて高値で推移している金(ゴールド)について書きます。
ジョーカーのポートフォリオでも金(ゴールド)がいい感じでクッションになっており株安の影響を和らげています。金(ゴールド)への投資の振り返りと今後の方針を書いていきます。
金(ゴールド)が1,500ドルを超えた理由
金(ゴールド)について1,500ドルを超えて高値で推移しています。
$INDU | SharpChart | StockCharts.comより
理由は明らかにFRBの利下げでしょう。FRBは利下げ(通貨価値の下落)で米国経済の停滞を防ごうとしています。トランプ大統領からの圧力?もあるかもしれませんが利下げにより景気刺激になることは間違いないでしょう。
利下げが起これば通貨が弱くなり相対的に金(ゴールド)が強くなります。
従って利下げにより金(ゴールド)が上昇しています。
- 金利高=通貨高=金価格下落
- 金利低=通貨安=金価格上昇
また市場では今後もFRBは利下げに動くと予想されています。次回9月のFOMCでの利下げ確率は85.8%です。現状の金利据え置きの予想がゼロであり利下げが継続すると予想しています。
Countdown to FOMC: CME FedWatch Toolより
利上げが継続となれば金(ゴールド)が相対的に強くなり資金が集まったと考えられます。
今後どこまで金(ゴールド)は上昇するのか
どこまで金(ゴールド)は上昇するのでしょうか。過去の最高値を調べたところ、2011年9月の1,923ドルでした。現在の価格からすれば400ドル以上上昇することも考えられます。この最高値更新時もリーマンショック後に金融緩和をしまくった影響で金(ゴールド)が買われていました。
市場の予想通り利下げが継続された場合、リーマンショック後のように金(ゴールド)に資金が集まり最高値を更新する可能性もあります。
金(ゴールド)への投資の理由と投資方法
ジョーカーは金(ゴールド)への投資を2018年から行っています。
インフレ対策とポートフォリオ分散を目的として投資を行いました。
低コストETFのIAU(iシェアーズ・ゴールド・トラスト)を活用すれば簡単に金(ゴールド)への投資を行うことができます。
今回の株安局面で金(ゴールド)は効果的に機能しています。途中金(ゴールド)への投資は失敗と思っていましたが長期では役にたつタイミングもあるもんだなと思います。
今後の投資方針
今後は金融緩和が継続するのであれば金(ゴールド)は更に上昇する可能性はあります。ジョーカーは今保有している金(ゴールド)を売却する予定はないですが買い増すつもりもありません。ポートフォリオに占める割合が一定以下になれば買い増す予定ですが現状の割合では追加投資は行わない方針です。
理由は
- まだ30代で投資期間は長いので金(ゴールド)よりも株式の投資比率を高めたい。
- 円ベースでは金(ゴールド)は思ったより上昇していない。
この2点です。
株式への投資比率を上げたいのであれば、なんで買ったんやと言われてしまいそうですが、今は保守的な運用を行っています。
二つ目の理由は日本人が金(ゴールド)に投資する場合の注意点です。
円ベースで見た場合、金(ゴールド)が上昇する局面=米ドルが弱くなる=相対的に円が強くなる=円高ということで円ベースでの金(ゴールド)価格は抑えられます。
最近の動きでも金(ゴールド)と円高は同時に進んでおり円ベースでの上昇はドルベースに比べ抑えられています。
従って円ベースでの安全資産を考えて場合、何もせずに円預金が良かったりもします。これは日本人投資家が金(ゴールド)への投資を考える際に考えておいたほうがいいでしょう。
ジョーカーは一定の金(ゴールド)のポジションを持っているのでこれ以上追加投資は行いません。