あけましておめでとうございます。
年末にかけて大荒れとなった2018年が終わり2019年の幕が開けました。
今年のマーケットは昨年に続き弱気を予想される方が多く見受けられます。
人間は最近あったことが続くと考える傾向があるそうですが、まさにそのような考え方が蔓延しているように感じます。
ジョーカーも今年は弱気相場が継続すると考えています。高値から調整からしたとは言え、米国株市場の割高感が解消されたとは言い難い状況です。
10月の米国株調整が開始した際には2018年2月にあった「買い場」が再来した!と思いましたがすぐに行動を起こさずに良かったです。結局、あれからどんどん株価は下落して高値から20%以上の下落となっています。
20%以上の下落と言えば弱気相場入りしていると言ってもいいと思います。今後さらに怖いのは円高が進むことです。ドル円相場は株価の下落ほど進んでいません。円ベースでみた資産価格の下落はあまり進んでいない状況ですが、今後はリスクオフに伴う円高が進む可能性があります。そうなれば日本の投資家は円ベースで損失を被る可能性があります。
2018年の運用成績
去年は株式への追加投資はネットでマイナス(一部株式を売却)になっており株式への投資を抑えた戦略でしたが12月の下落相場の影響は大きく現在運用成績はマイナスとなっています。
下のグラフは2017年12月の利益を100とした場合の運用損益の推移です。2018年になってから2回損益がマイナスとなっています。3月と12月です。3月の下落については4月ですぐに回復しました。来月には回復することを祈っていますが難しいかもしれません。
2019年の投資戦略
今年は「防衛的」な投資戦略を採用します。
<株式>
現在の銘柄を売却はせずに保有を継続。追加投資については更なる下落リスクあり慎重に対応。S&P500やVTI等のインデックス、ディフェンシブ銘柄、売られすぎている銘柄等を選別して購入。積極的には購入しない。
<債券>
金利の見通しについては非常に難しいですね。今年の利上げはゼロから2回が想定されています(市場参加者はゼロを想定、FRBは2回)。金利が上がらないのであれば超長期米国債の購入もリスクヘッジになります。TLT等のETFの追加購入もありかなと思います。
ただイールドカーブはフラット化していることを考えるとリスクをとって期間の長い国債を購入するよりも外貨MMF等で元本を守りながらお茶を濁し、金利が上昇すれば期間の長い国債にシフトさせる方法もいいでしょう。
<金>
景気後退の終期でリターンの高い金投資ですが去年はマイナスでした。ジョーカーは一定の割合で保有する方針です。インフレ加速時に効果を発揮してほしい・・・。
<現金>
今年は日本円の現金が最強になるかもしれません。今年は円高が進みそうな年なので上記全ての資産は円高でダメージを受けます。ジョーカーは昨年着々とキャッシュポジションを積み上げています。