どうもジョーカーです。
2022年3月11日の終値でS&P500は4,204.31と2021年末の4766.18から11.8%下落しています。ジョーカーの投資資産も13.2%の下落に見舞われている状況です。ジョーカーのポートフォリオはハイテク比率の高いQQQやVGT、個別銘柄ではハイパーグロース系が多かったのでS&Pよりも損失が大きくなっています。
そんな中で今後の投資戦略については書いていこうと思います。ただ初めに結論を書いておくと「キャッシュ比率高めで、積立投資を淡々と実行していく」です。
下落の要因はインフレ+ウクライナ・ロシア問題
下落要因は
- インフレ
- ウクライナ・ロシア問題
でしょう。ウクライナ・ロシア問題は悲劇としか言えません。ただ株価を考えた場合、全社のインフレのほうが影響が大きいのではないかと思います。
3月10日に発表されたCPIは7.9%と40年ぶりの数値みたいです。
高インフレが続くとすると当然FRB利上げをしてきます。金利上昇は資産価格にマイナスであり株価が下落しています。特にPERの高い銘柄や利益ではなく売上で評価される最近IPOされたイケイケ銘柄はボッコボコにやられました。
投資しやすいバリュエーションになってきた
株価下落に伴い株式バリュエーションは下がってます。ファクトセットによるとS&P500の予想PERは18.5であり、過去5年平均18.6と同水準まで落ちました。過去10年平均16.8を上回っていますが、2021年末の21.3に比べるとバリュエーション的には魅力が増してます。
FactSetより
株式が上昇トレンドに戻ることはあるのか
株式が上昇トレンドに戻るためには
- 金利が急激に上昇しない
- 企業業績が堅調に推移する
ことが大前提となります。
金利上昇については年内7回、各FOMCで0.25%ずつ利上げが実施されて2022年末時点では1.75%から2.0%にまで利上げされる確率が最もと高いと市場参加者は予想しています。この水準を上回るペースで利上げが進んでいくと投資家が考えた場合、更なる株価下落するリスクがあります。
振り返って2021年末時点では2022年末の予想金利を0.5%から0.75%と考えており、年初来でかなりの利上げが織り込まれたことになります。
加えてウクライナ・ロシア問題が起こっている中でFRBが強気の利上げをガンガン実施していく可能性は低いと思います。そんなことしたらパウエル議長が「このタイミングで何やってるんだ!!」と怒られるんじゃないかな。
企業業績ですが、2022年Q1の決算はかなり不安があります。原油高騰やウクライナ・ロシア問題がどの程度影響あるのか、まだわかりません。ファクトセットのQ1予想EPSは51.79です。ウクライナ・ロシア問題は2月から本格化しており、コモディティ価格の急騰が予想に織り込まれているか分かりません。ロシア向けビジネスの損失や原材料高、消費者マインドの低下・・・と不安要素は数え上げればきりがありません。
FactSetより
今後の投資戦略はどうする
今後の投資戦略は「キャッシュ比率高めで、積立投資を淡々と実行していく」です。
ジョーカーはまだ強気にはなれずにいます。下落に耐え切れず売却したハイパーグロース銘柄の売却資金の一部で夫婦二人分のNISA枠は投資済みですが、残った資金はそのままにしてます。結果、現在キャッシュポジションは18%とここ最近では最も高い水準まで上がってます。今は様子を見る時期かなと思います。更に下がったら少しずつ買っていきたいと思います。