ジョーカーの資産運用ブログ

米国株・資産運用・家計を中心に書いていきます

現預金、外貨MMFの比率が上がった理由

 

どうもジョーカーです。

 

最近のマーケットは昨年後半からの大荒れ状態から少し落ち着きを取り戻したようの思います。1月25日も米国政府機関の一部閉鎖が解除になる見通しであり株価にもプラスい動きました。

 

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円ドルは109.47と円安方向で進んでいます。こう見ると104円まで一瞬到達したスピードの速さは恐るべきです。FXやってる一部の人はロスカットで悲鳴をあげてたことでしょう・・・。

 

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この一連の調整局面でジョーカーは買いには動けずキャッシュポジションをただひたすら積み上げている状況が続いています。ジョーカーの投資ポートフォリオは下のようになっています。現預金と外貨MMFでポートフォリオの34%まで上昇しています。対して株式の割合は45%と保守的すぎるポートフォリオかもしれません。

以下では投資に動けない理由は書いていきます。

 

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イールドカーブフラット化の懸念

キャッシュポジションが上昇している1つの理由はイールドカーブのフラット化が起こっているからです。現在、米国の利上げ過程で10年債と1年債利回りの差は0.17%まで低下しています。あと1回FRBが利上げを行えば逆イールドになる可能性は非常に高い状況です。

過去の経験から言えば逆イールド後には景気後退が起こっており株式には当然マイナスになります。

また為替はリスクオフから円高になる可能性が高いと考えます。

 

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https://www.gurufocus.com/yield_curve.phpより

 

調整はしたがシラーPER、バフェット指数は高値を維持

シラーPERは29.27とまだまだ高い水準です。金利水準と比較すれば許容できる水準なのかもしれませんが警戒すべき状況でしょう。

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Shiller PE Ratioより


時価総額とGDPの割合を示したバフェット指数も131.9%と時価総額が大きくGDPを上回っている状況です。

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Buffett Indicator: The percent of total market cap relative to Gross National Product?y

より

 

リーマンショックから10年を超えて景気拡大の終焉が近いか

2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックと10年程の終期で大きなショックが訪れています。今は2019年です。そろそろショックが起こってもいいんじゃないか?と考える投資家が増えてきていることは事実だと思います。

皆が怯えているため、何かネガティブなニュースがでてきたときにボラティリティが高まります。最近のアップルショックがいい例でしょう。

 

2018年12月の決算発表のリスク

今は中央銀行が金融緩和をして相場を下支えする金融相場ではなく、企業業績が相場を左右する業績相場です。従って決算発表は大きく株価を左右する要因になります。来週はアップル、フェイスブック、アリババ等の決算発表があり、市場予想を下回った場合に当然株価は下落します。

最大のリスクは中国の景気後退でしょう。最近では日本電産が過去経験したことのない下落だったと発表したりと中国経済は今厳しい状況です。例え足元の数値が良かったとしてもガイダンスの下方修正等行う可能性もあり注意が必要です。

高い成長率が求められるグロース株は少しの成長率の悪化で売られます。また悪い決算は続きやすいためGAFA等前回決算が良くなかった企業は、悪い決算を連発する可能性があります。

 

まとめ

  • イールドカーブは危険信号
  • 歴史的に高いシラーPERとバフェット指数
  • リーマンショックから10年と次のショックを警戒する心理
  • 悪化が予想される決算発表

以上の理由がキャッシュポジションを引き上げている理由です。

最近相場が落ち着いており、上昇局面に乗り遅れないよう買いを検討している投資家の方は上記の事実を知ったうえで行動に移したほうがいいでしょう。