ジョーカーの資産運用ブログ

米国株・資産運用・家計を中心に書いていきます

【米国株】日本のバフェットが投資する企業を調査してみた

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先日、日経新聞で「日本のバフェット」と呼ばれるファンドマネージャーがいることを知りました。

 

米国の著名投資家、ウォーレン・バフェット。企業の強さを見極めて厳選投資し、長期的なリターンをめざすスタイルで知られる。この投資哲学に共鳴し、「日本のバフェット」との呼び声が高まる男がいる。農林中央金庫グループ傘下の投資ファンドで、最高投資責任者を務める奥野一成

(49)だ。

バフェットを超えたい 凄腕ファンドマネジャーの情熱 :日本経済新聞より

 

SBI証券 - 投資の流儀 ファンドマネージャー・奥野一成で奥野一成さんの紹介がされていました。

 

今回は奥野一成氏が運用しているの米国株式ファンドについてまとめます。

 

www.ja-asset.co.jp

 

 

ファンドの投資先概要

 

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成長が期待できる企業に長期投資を行うファンドです。毎年6回程度米国に訪問して、年間で80社程度の企業と面談を重ね、投資先を選定するようです。

この費用は信託報酬からでているのだろうなと思いながら運用レポートを読んでいました。

 

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ファンドの投資先トップ10です。上位10銘柄で全体の54%となります。組入銘柄は25銘柄と集中投資型のポートフォリオです。従って日本のバフェットと呼ばれているのでしょう。

 

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業種別では資本財・サーボスが高いです。続いて生活必需品、ヘルスケアが続きます。IT関連が少ないところもかつてのバフェットと似ています。

 

投資先の銘柄について

まずはトップ10銘柄の紹介です。

1位:ビザ(ティッカーV)

まずは決済大手のビザ(ティッカー:V)です。ジョーカーの保有銘柄でもあります。

世界的なキャッシュレス化の流れは今後も続くため成長が期待できます。

2位:ベクトン・ディッキンソン(ティッカー:BDX)

ベクトン・ディッキンソン(ティッカー:BDX)は大手医療機器メーカーです。腎臓透析関連製品や栄養輸液、麻酔剤を扱っています。M&Aで成長を積極的に行い成長してきた企業です。

3位:ウォルト・ディズニー(ティッカー:DIS)

メディア大手のウォルト・ディズニー(ティッカー:DIS)です。かつてジョーカーも所有していました。新たに始まるディズニーチャンネルが成功するかが今後の成長に鍵となるでしょう。

 

4位:コルゲート・パルモリーブ(ティッカー:CL)

コルゲート・パルモリーブ(ティッカー:CL)は世界で初めて練り歯磨きを発売した企業です。今も歯磨き粉を販売しており、配当王としても有名な銘柄です。

 

5位:スリーエム(ティッカー:MMM)

配当王のスリーエム(ティッカー:MMM)です。ポストイットやスコッチブライトで有名です。ジョーカーも愛用しています。

 

6位:ユナイテッドテクノロジー(ティッカー:UTX)

空調や防衛、エンジン等幅広く製造するコングロマリット企業のユナイテッドテクノロジー(ティッカー:UTX)がランクインです。コングロマリットといえば最近のGEが絶望的なパフォーマンスをだしましたがUTXは好調です。

 

7位:ゾエティス(ティッカー:ZTS)

ゾエティス(ティッカー:ZTS)はアニマルヘルスに特化した製薬会社です。ペット市場は成長している分野でありゾエティスも追い風を受け好業績となっています。

ジョーカーもペット関連に投資したいと考えており、ゾエティスは1つの候補となっています。

 

8位:ベリスク・アナリティックス(ティッカー:VRSK)

バフェット銘柄であるベリスク・アナリティックス(ティッカー:VRSK)です。保険会社にデータを提供する企業であり保険会社はベリスクのデータを買わなければ商売ができないようです。格付会社みたいなものでしょう。

 

9位:エコラブ(ティッカー:ECL)

衛星関連サービスを手掛けるエコラブ(ティッカー:ECL)がランクインです。ホテル、飲食店、工場等の清掃、洗浄を行っています。買収により水処理事業も行っています。ビルゲイツが投資している企業です。

 

10位:チャーチ・アンド・ドワイト(ティッカー:CHD)

 チャーチ・アンド・ドワイト(ティッカー:CHD)は老舗の日用品メーカーです。重曹(ベーキングソーダ)で発展しました。今では歯磨き粉や洗濯用洗剤を販売しています。P&Gの競合となります。

 

 

まとめ

日本のバフェットこと奥野一成氏が投資する先は手堅い先が多いなと思います。個人投資家としてはこの銘柄を参考に投資しても面白いなと感じました。

また運用レポートでは個別銘柄の紹介もされており、日本語で分かりやすく説明しています。日本人投資家としては有難い情報です。

投資信託は手数料がネックで購入しませんが、投資先企業は今後も見ていきたいと思います。