バビロンの大富豪を読み直しました。
この本は物語になっていて読みやすく、また自分の財産形成の考え方の基礎になる本でした。久しぶりに読み返しても役に立ったので、本に記載の黄金法則について書いていこうと思います。
黄金を増やす方法=「黄金法則」
第一の黄金法則
最低でも収入の10分の1を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう。
ジョーカーは収入の1/4を目標に貯蓄をしています。これはDINKSであり比較的余裕があるからです。もし子供がいたら、1/4の貯蓄は難しいと思います。この場合でも1/10は貯蓄できるよう支出をコントロールしたいと思います。
第二の黄金法則
貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口をみつけてやり、家畜の群れのごろく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれるだろう。
ジョーカーは米国株式を中心に投資中です。株価の値動きはありますが配当は安定的に受け取ることができています。今は投資資金が少なく微々たるものですがすこしずつ大きくしていきたいです。
第三の黄金法則
黄金の扱いに長けた人々の忠告のともに黄金を投資するような慎重な主人であれば、黄金はその保護のもとから逃げようとはしないだろう。
ジョーカーは参考にしているのはウォーレンバフェットやシーゲル、レイ・ダリオ等の偉大な投資家です。基本的には配当をだす大企業をメインに投資しています。2018年からはレイ・ダリオの影響を受けて金、債券への投資を開始しました。
第四の黄金法則
自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げてゆくことだろう。
投資先の個別企業は基本的に大企業であり事業内容をしっかりと開示しています。また米国はガバナンス、株主に報いようとする意識が日本に比べて高く経営者(=黄金を守る人)は株主価値の最大化を目標に経営を行っています。
日本の上場会社では不必要に多額の現金を保有しているのに株主に現金を還元しない会社があります。それでいてアマゾンやグーグルのように事業への投資により成長しているかと言えばそうでもない。このような企業が日本にはまだまだ多いのが実情です。
これは投資先としては日本よりも米国のほうが優位であると考える理由です。逆に従業員として働くのであれば米国企業より日本企業のほうが働きやすいと思います。株主価値に合わなければ人員整理で即リストラなんてことは日本では起こらないですね。米国企業は業績が良くても人員を削減することがあります。
また小型株(=自分のよく知らない事業)への投資についても考えさせれらます。過去の相場では小型株のリターンは市場平均を上回るようですが、小型株は日本ではデータが少なくリスクは高いです。また事業基盤がアメリカの場合が多く実際に商品に触れる機会が少ないことも事業内容を理解しずらい要因です。
小型株は市場全体の動きと連動しない場合もあり、特にニッチな分野で高い市場シェアを持つ銘柄であれば景気後退局面でもプラスのリターンが期待できる可能性もありジョーカーも検討しましたが、データが少なく現状できていません。
自分で納得できる銘柄がみつけることができれば投資を行っていきたいと思います。
第五の黄金法則
あり得ないような莫大な利益を生ませようとしたり、詐欺師の魅力的な誘いに従ったり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼ったりするような人間からは、黄金は逃げてゆくことだろう。
これを読んで最近の仮想通貨を考えました。昨年末時点でジョーカーも投資を検討したこともあります。金(ゴールド)への投資をする際には半分をビットコインでと考えましたが、実行には至りませんでした。今思えば投資しなくてよかったです。
ビットコインに投資をしている人はビットコインの価値を理解して投資しているのではなく流れにのっているだけだと感じています。非現実的な考えをもって投資する場合は黄金は簡単に逃げてしまいます。まさにそれが起こったのでしょう。
具体的な運用方法の記載はありませんが、自分の資産を増加されるために必要な考え方が書かれた本なので一度読んでみることをおススメします。
貯金の習慣についての記事です。