ジョーカーの資産運用ブログ

米国株・資産運用・家計を中心に書いていきます

2018年12月のバフェットのポートフォリ

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2018年12月時点のバフェットのポートフォリオについてです。

 

monex.ibillionaire.me

 

このサイトでバフェット以外のポートフォリの確認ができます。日本語なので分かりやすいですよ。

 

上位10位の銘柄

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今回驚いたのはアップルを一部売却していることです。バフェットはアップルのことを絶賛していましたが、アップルショックの前に一部売却していたようです。

そしてウェルズファーゴ以外の銀行株への投資を拡大しています。銀行株は暴落時のダメージが大きいためジョーカーは投資対象から外していますが、バフェットは積極的に投資しています。1銘柄だけでなく銀行株に幅広く投資していることから、銀行業界について将来的に利益が伸びると考えているのでしょう。

コカ・コーラ、アメリカンエキスプレス、クラフトハインツ、ムーディーズは変動なしです。クラフトハインツは損失を出しています。この投資はコントロール銘柄(支配権を取得して株主価値を向上させる、アクティビストの投資)なので長期的に考えているのでしょう。

 

11位から20位までの銘柄

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航空業界のサウスウエスト航空、ユナイテッドコンチネンタルホールディングスを減らしています。バフェットは航空業界全体に投資していますが、若干ポジションを調整しています。

気になる銘柄としてはゼネラルモーターズです。低PERで高配当銘柄ですが、自動車メーカーは景気に敏感であり常に黒字を確保できる優良企業とは言えません。固定資産への投資負担も大きく、日本車との競合も激しい分野です。この分野にバフェットは追加投資しています。

GMの自動運転等の将来技術に注目したのでしょうか・・・。

 

21位から30位までの銘柄

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PNCフィナンシャルやトラベラーズ等の金融がまた増加しています。そしてレッド・ハットに新規で投資しています。こんなに金融事業に対する投資を増加させていいんですかね?ジョーカーには理解できません。

バフェットには見えていない世界があるのだと思います。金融規制に強化によるバランスシートの改善等、金融機関はリーマンショック前に比べて強くなっています。収益力も改善しているが、景気後退期には貸出債権に係る与信費用の増加に伴い収益力が大きく落ち込みます。なかなか金融機関の財務内容を理解するのは難しいです。

 

レッドハットはIBMが買収で合意している企業です。買収企業側を売却して被買収企業の株を取得する合併アービトラージ戦略かと思われます。

 

31位以降の銘柄もありますが今回は省きます。

かなり多くの銘柄があります。バフェットは理解してる事業には多額の投資を行う集中型の投資家です。しかしバフェットのい運用額が増えすぎて投資対象がかなり限定されているのが現状です。運用額が小さい一般投資家はここまで分散させる必要はないでしょう。