本日はナスダック100に連動するETFであるQQQのご紹介です。
- GAFA+M中心にハイテク株にまとめて投資できるQQQ
- シーゲル投資、高配当銘柄を中心に投資している人は是非いれてほしい
- QQQの過去パフォーマンスはS&P500を上回る
- 注意点はGAFA+Mのリスク
GAFA+M中心にハイテク株にまとめて投資できるQQQ
QQQのポートフォリオは以下の通りです。
Invesco QQQ Trust (QQQ) Top Portfolio Holdingsより
2019年3月のトップ銘柄はマイクロソフト(ティッカー:MSFT)です。続いてアップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、グーグルの親会社アルファベット(GOOG)、フェイスブック(FB)と続きます。
GAFA+Mにまとめて投資できるETFということです。
セクターではITが55.7%、一般消費財が19.4%、ヘルスケア8.2%とITセクターが高いです。またアマゾンは一般消費財セクターに分類されるため実質的にはIT銘柄が70%近くになっているETFです。
シーゲル投資、高配当銘柄を中心に投資している人は是非いれてほしい
このETFは主力で使ってもいいですが、ジョーカーは是非シーゲル銘柄、高配当銘柄を中心にポートフォリオを組んでいる投資家に購入してもらいたいです。
なぜならシーゲル銘柄、高配当銘柄は生活必需品や製薬会社、通信、石油関連といった業種に偏っているからです。そしてハイテクとならべIBMといった不人気銘柄への投資となってしまいます。
このような銘柄は昨今パフォーマンスが悪く、居心地が悪い状況状況です。もしこのような悩みがあるのであれば、QQQを購入することでGAFA+Mへまとめて投資できるので米国経済の成長エネルギーを取り込むことができます。
注意点はというとボラティリティが高いことです。
QQQの過去パフォーマンスはS&P500を上回る
QQQのメリットでもあり、デメリットでもありますが非常に値動きが大きいです。従って2018年にかけての調整局面ではS&P500よりも下落率が高かったです。
しかし長期のリターンはS&P500を上回っています。
2009年1月から2018年末のS&P500は169%の増加でした。同期間でQQQは448%の増加とS&P500を圧勝しています。
注意点はGAFA+Mのリスク
QQQのリスクはGAFA+Mに集中度合いです。GAFA+Mが弱ければQQQも弱くなります。
特に過去10年間はGAFA+Mにとって最高の環境だったのでこの期間のパフォーマンスを参考に投資するのは危険です。
メインはシーゲル銘柄といった伝統的な企業に投資しつつ、QQQで米国株の成長を取り入れるという方法がいいと思います。
ジョーカーもどちらかと言えば保守的な投資家だと思うのでQQQをポートフォリオに組み入れる意味はあると思います。
逆に既にアマゾンやアルファベットといったIT銘柄に強く、自身でリサーチできる投資家であればQQQではなく個別に投資してもいいと思います。