【FOSL】フォッシルとは
フォッシルは創業1984年、世界150カ国で時計ブランドを中心にバッグなどの皮製品、ジュエリーを展開している会社です。自社ブランド以外にもライセンス契約により10を超えるブランドの腕時計も取り扱っています。DIESEL(ディーゼル)、SKAGEN(スカーゲン)とかは有名かなと思います。
売上構成は自社ブランドと提携ブランドでほぼ半分ずつの割合。腕時計が8割を占めています。
最近ではスマートウォッチに力を入れており電機メーカー中心であったスマートウォッチ市場でデザインを重視する層に対してアプローチを強化しています。
<取扱いブランド>
業績は2014年がピークでその後は売上・利益とも下落しています。リーマンショック時にも赤字になっていない点は評価できるかと思います。
*単位は百万ドル
CFは2012年がピークでその後下落傾向にあります。減少していますが直近2016年で144百万ドルのFCFを稼いでいます。
*単位は百万ドル
直近の業績について
4半期ベースの業績推移は下の通りです。2017年の第一四半期で赤字に陥ってしまいました。売上は12%減収(全エリアで5%以上の減収でアメリカでは17%の減収)です。
その他の時計ブランドとの競争に加えスマートウォッチではアップル等の新たな競争相手も出てきたことが要因で利益率も削られており粗利率は50%を割ってしまいました。以上の理由で赤字となっています。
株価の推移
上記の状況でフォッシルの株価は深刻なほど下落しています。しかし、これはいい機会かもしれません。2014年では100ドル近くで取引されていたことを勘案すれば現在の株価は90%下落していることになります。投資家はフォッシルに対して悲観的になりすぎている可能性があります。
投資家が悲観的になる理由は大きく2つあると思います。
- 小売全体に対する失望感
- 腕時計の販売減
小売全体がAmazonの恐怖により株価が下落しています。Amazonに市場を奪われるという恐怖です。しかしこの考えも行き過ぎている可能性があります。フォッシルはブランドを持っており販売戦略の変更で対応できるかもしれません。
従来の腕時計の販売は落ち込んでいます。その中でフォッシルはスマートウォッチに注力することで新たな市場を切り開こうとしています。しかし、スマートウォッチはまだまだ広がっていないため従来の時計の落ち込みを賄うには時間がかかるかと思います。この点について納得できる自分の考えを見つけられれば投資する価値は十分あるのではないかと思います。