久しぶりのブログ更新です。
ブログ休んでいた間にCVSヘルス(ティッカー:CVS)が大きく下げました。
大きく売られた理由は
- 最近小売業界にプレッシャーをかけまくっているアマゾンが薬局事業に参入するとの噂がある(実際にいくつかの州で薬局の免許を取得しているのでアマゾン薬局参入は固いです)
- 医療保険全米3位のエトナ(ティッカー:AET)を669億ドルで買収する噂があること。AETの1株当たり200ドルとなり超割高で買収しようしている。この報道の後、AETは160ドルくらいの株価から一時180ドル超まで上昇
チャートを見れば割高で買収しようとしているCVSが大きく売られて、AETが上昇していることが良く分かります。このM&Aについては投資家もプラスの影響とマイナスの影響が分からない状況だと思います。ネット上でも色々な意見が言われています。
<プラスの影響の意見>
CVSの既存ビジネスを更に強固なものとする
<マイナスの意見>
高すぎてCVSの既存株主にはマイナスとなる。多くの負債を抱えることになり利払い負担が増加するため収益を圧迫。既存ビジネスでのシナジーは限定的。
このようなプラスとマイナスの意見がありますが株価はマイナスの影響を見積もっているようです。
それでもジョーカーは追加投資
ジョーカーはというと追加投資しました。現在の株価で3%弱の配当利回り、余裕のある配当性向、配当成長の実績を考慮しました。
アマゾンの恐怖ですが全ての小売業がアマゾンに負けるとは思えません。ホームデポが好調な理由は消費者はDIYに必要な商品は店員からアドバイスを受けて購入したいからとのことでした(購入するものが物理的に大きくて配送が不利な点もあります。)。薬の購入も同じことが言えると思います。CVSは小規模なクリニックも運営しており専門家のアドバイスを受けて薬を購入するビジネスも構築しています。
エトナの買収の影響は正直分かりません。というか実際にするかもわからない状況です。確かに割高な株価で買収することは負債の増加につながり財務面に悪影響を及ぼします。しかしエトナも全米第3位の医療保険会社でしっかりと成長している優良企業です。購入価格には大きなプレミアムがあると思いますがCVSが大きく下げる理由にはならないと思います。
今後、CVSは現在の売りの流れが継続する可能性があり短期的には厳しい時期になるかと思います。しかし、ジョーカーは保有を続けて株価の回復を待ちたいと思います。