ジョーカーの資産運用ブログ

米国株・資産運用・家計を中心に書いていきます

タイミング投資についてのブログを共有~200日移動平均活用

タイミング投資に関するブログでいい記事があったので共有します。

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最高の25日を逃せばリターンは国債を下回る

1990年に投資を開始して、25日間の最高のリターンを得た日を逃してしまった場合のパフォーマンスは赤色のラインとなります。これは灰色の5年国債のリターンを下回っています。

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最高の25日、暴落の25日を避ければS&P500を上回る

さらに話は進みます。最高のリターンを得た25日は暴落後に訪れることが多いです。市場は大荒れでボラティリティが高く、上下に大きく動くタイミングです。

つまり最高のリターンを得た日を避けた場合、暴落も防ぐことができた可能性が高いということです。

下のチャートは最高のリターン及び暴落を避けれた場合のチャートを示しており、S&P500を上回ることが分かります。

 

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簡単な投資タイミングの判断は200日移動平均を基準に考える

ではどのように最高の日、暴落を避けるのでしょうか。実は簡単にわかるみたいです。最高の日、暴落の日の50日の内、46日は200日移動平均よりも下の時に起こっています。ということは単純に200日移動平均線を下回っている時には投資を控えて、200日移動平均線よりの高い時には株式投資を継続する戦略をとれば暴落及び最高の日を避けることができます。

下のチャートの灰色の時には株式に投資を行い、赤色の時には債券に逃げればいいのです。

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上記の戦略をとった場合、下のチャートの黒色の線となり、S&P500を上回ることができます。

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またこの戦略のいいところは最大ドローダウンを抑えることができる点です。資産の変動は小さくなり、ストレスは軽減されるでしょう。

 

バックテストでは成功したが今後成功するとは限らない

最後にこれを書いておきます。このような戦略はバックテストではうまくいくように作られています。しかしバックテストは過去のデータであり、未来は分かりません。このような投資戦略を多数の投資家が採用すれば、この戦略に罠をしかけるような投資戦略を仕掛けられればリターンは落ちます。

また取引コスト、税金等かかることを考える必要があります。

厳密に200日移動平均を上回るときに株式、下回る時には債券としなくても、一定の幅をもって運用すれば取引回数を抑えることができます。

また株式、債券の切り替えを全額行わなくてもいいと思います。例えば、200日移動平均を下回るタイミングでは債券割合を増やすという戦略もいいと思います。