外国のブログで参考にある記事があったので共有したいと思います。
この記事ではドルコスト平均法で投資した場合と市場の調整を待ってタイミング投資した場合のリターンを比較しています。
結論としてはドルコスト平均法に優位性があります。
それぞれの投資方法の定義
まずそれぞれの投資方法について説明します。
<ドルコスト平均法(DCA)>
毎月100ドルを投資
<タイミング投資(DIP)>
毎月100ドルを貯蓄。市場が落ち込んでいるときに貯蓄した資金を投資する。投資するタイミングは市場が最高値を更新するまでの期間での底のタイミングとする。これはタイミング投資にとって最高のタイミングのはずです。
これは長期投資を前提としており、投資期間は40年間としています。1920年から1979年のいずれかに戻り、そこからドルコスト平均法とタイミングを投資を行った場合で比較しています。
その結果としては7割でドルコスト平均法がタイミング投資に勝ちました。
タイミング投資はいつ投資したのか
下のグラフは1995年から2018年までのS&P500のグラフです。緑色は最高値を表し、赤色はタイミング投資が投資を行ったタイミングとなっています。
ちなみにこの期間ではタイミング投資はドルコスト平均法に勝っています。これは2009年3月の市場の底に多額の資金を投資できたからです。
しかしこのような市場の底は後になってわかりますが、当時の投資家がどのように市場の底に貯めた資金を全額投入することができたでしょうか?ジョーカーには無理です。
タイミング投資を行おうとしている投資家はこのような奇跡的な投資タイミングができる自信(過信)があると思います。
と言いながらジョーカーは今キャッシュ比率が極めて高い状態ですが・・・。
ドルコスト平均法とタイミング投資にリターン比較
下のグラフは40年間投資した場合のパフォーマンス比較です。点線の上の期間はタイミング投資がドルコストを上回った場合で、点線の下がドルコスト平均法がタイミング投資に勝った時期です。ドルコスト平均法のほうがタイミング投資に勝っていることが多いことが分かります。さらにタイミング投資は最高のタイミングで投資できたと仮定していますが、実際の投資では不可能でありよりパフォーマンスが落ちます。そのことを考えればタイミング投資は割りに合わないことだと分かります。このブログでは2ヶ月、底のタイミングを逃した場合97%がドルコスト平均法に負けたと書いています。
まとめ
- 最適なタイミングで投資できたとしてもドルコスト平均法に勝てる可能性は70%しかない。
- 投資タイミングを間違えればドルコスト平均に勝てる可能性は限りなく減る
- 普通の投資家は市場の底を判断できないことを考えるとドルコスト平均法により継続した購入が正しい投資法となる。
以上です。ジョーカーは現在キャッシュが積みあがっておりまさにタイミング投資を行おうとしている投資家です。しかし今後は毎月買っていこうと思います。
昨年末の大きな市場調整でもジョーカーは株を買うことができませんでした。更に下落する恐れから動けなかったです。このようなことを防ぐためにも一定金額をタイミングをずらして投資する方法は心理的に行いやすい投資方法ではないかと考えます。