メルクは直近の業績発表とキイトルーダというメルクの稼ぎ頭が欧州で肺がん治療薬としての承認申請を取りやめると発表したことが原因で株価が大きく低迷しています。
キイトルーダはメルクの超重要薬品であり伸びが非常に大きな薬品となっています。2017年3Qのキイトルーダの売上は11億ドルとなっており全体の売上100億ドルの約1割を稼いでいます。このキイトルーダの成長が欧州市場での取り下げから止まるのではとの憶測が広がり株価が大きく下げました。
今の株価は購入するにはいい時期なのか
アナリスト予想では今年の通期EPSの予想を3.94ドルとしています(前期は3.78ドルであり4.2%の増加)。予想PERは14.1と過去5年平均25.7と比較して割安感があります。
配当利回り3.44%も魅力的です。配当伸びは5年ですがリーマンショック時でも減配はしていないので安定感はあります。
PERの水準、配当の安定感からみればメルクを購入するにはいい時期かもしれません。多くの投資家がメルクに対して悲観的な見方をしているため割安な株価となっています。このようなタイミングでダウ30の構成銘柄に入るような優良企業に投資できるなら悪くありません。ジョーカーも購入検討しています。