- 売上及びEPSが予想を下回ったため5.79%の下落となる。
- シリアルとヨーグルトの落ち込みが大きい。エリア別では北米での落ち込みが大きい。
- 北米の減収率は落ち着きつつある。
- ハーゲンダッツ等のアイスのブランドも持っており回復すれば株価も戻る可能性あり。
- 下落後の配当利回りは3.76%となる。ゼネラル・ミルズは100年以上配当を支払い続ける超優良企業である。
第1四半期の概要
売上高は4%の下落、EPSでは9%の下落です。特に北米の落ち込みが大きくヨーグルトが22%の下落、シリアルが7%の下落となっているようです。
利益率も下がっています。売上高の減少要因もありますが原価の上昇要因もあります。
いい印象がない報告なので株価が下落するのも分かります・・・
通期の見通しでは売上は1~2%落ち込む予定ですがEPSでは1~2%の増加と経営陣は報告しています。
コスト削減と自社株買いによってEPSを上げるのだと思います。
米国の売上は改善傾向・ハーゲンダッツも強い
米国の売上は改善傾向にあるようです。エリア別では北米(米国)が最大なのでマイナスと言えど改善しているのはいい兆候です。第2四半期ではプラスになってほしいです。
またハーゲンダッツのブランドも強いです。過去12週間で20%の売上成長を記録しています。
配当を100年以上継続・増配年数は13年
株価が下落したため配当利回り3.76%まで上昇しています。また自社株買いによる株主への還元、売上・利益の回復を通して株価も回復するのではないかと思います。
少しマイナスの話をすると、最近ターゲット(アメリカの大手小売り)が商品の値下げに踏み切り食品会社のマージンが削られる可能性があることだと思います。値下げに踏み切った理由はアマゾンの小売り進出です。アマゾンは本当に強い会社です。
ゼネラル・ミルズは配当を100年以上継続している会社です。配当性向は62%であり増配の余地も残しています。
配当を目的とする投資家にとっては魅力的な会社だと思います。