ジョーカーの資産運用ブログ

米国株・資産運用・家計を中心に書いていきます

フィリップ・モリス【PM】が大暴落:魅力的な株価へ

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IQOSの成長鈍化と出荷数量減少で大暴落

2018年第一四半期の決算を発表したフィリップ・モリス・インターナショナル(ティッカー:PM)が暴落しています。

 

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暴落した理由はIQOS(アイコス)の成長が予想よりも鈍化している点とたばこ出荷数量が減少しているためです。

下の図は日本におけるIQOSのシェア推移です。右肩上がりでシェアを増加させていますが投資家はより高い成長を期待していたみたいです。

現状では流行りに敏感で新しいものが好きの人はIQOSを既に使っています。しかし幅広い保守的な喫煙家は未だにIQOSへの切り替えが進んでいない状況です(ジョーカーも周りでもおじさんは未だに普通のたばこが多い)。

 

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たばこの出荷数量は全体で2.3%の減少です。

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Investors Event Details | PMI - Philip Morris International」より

 

配当利回りPERは魅力的な水準へ

成長鈍化の懸念から株価が暴落しましたが各種指標は魅力的な水準です。

配当利回りは5%を超える水準です。またNISA口座で購入すればほぼ無税で配当を受け取れます。

2018年の通期EPSガイダンスは5.25ドルから5.40ドルです。現在の株価からすればPERは約16倍と過去の水準と比較して割安となります。

 

 

アナリストの目標株価は120ドルを維持

バロンズの記事ではアナリストの目標株価は120ドルを維持しています。現状の株価からすれば40%のリターンとなります。

長期的には配当をもらいながら株価の上昇を待つのもいいかもしれません。

 

www.barrons.com

 

暴落を受けての投資方針

ジョーカーは今回の決算発表を受けて暴落するような内容ではないと考えています。たしかに良い決算だとは思いませんが・・・。暴落を受けて株価評価は魅力的な水準です。フィリップ・モリスは高配当でありシーゲル銘柄でもあることから米国株投資家の多くが保有している銘柄です。このようなタイミングで追加投資してもいいかもしれません。

気になる点は、金利上昇が高配当銘柄にネガティブな影響を与える点と落ちるナイフをつかみにいく点です。ジョーカーも落ちるナイフで失敗した経験がある投資家です。

決算発表後の暴落では無理に買わずに少し落ち着いてから購入してもいいと思います。

 

 

過去の記事です。

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