ジョーカーの資産運用ブログ

米国株・資産運用・家計を中心に書いていきます

【2017年末からの騰落率】S&P500とセクター別ETFの比較

S&P500とセクター別ETFの比較

下の表は2017年末からのジョーカーのポートフォリオ、各セクター別ETF、S&P500の騰落率を記載しています。

緑色はS&P500よりも良いパフォーマンス、赤はS&P500よりも悪いパフォーマンスとなっています。

S&P500を上回るセクターは一般消費財、テクノロジー、金融、ヘルスケアの4つです。

 

f:id:investmentblog:20180212130920p:plain

f:id:investmentblog:20180212131609p:plain

 

一般消費財、IT、金融、ヘルスケアはS&P500を上回る

2017年末比で唯一プラスとなっているのは一般消費財セクターです。好調のように見えますが一般消費財セクターETFの中身は20%弱がアマゾンとなっており、アマゾンの高パフォーマンスによりセクター全体が上昇しています。またネットフリックスもシェアは3.8%程度ですが年初来30%近くの上昇です。以上のことから一般消費財全体のプラスよりもアマゾン及びネットフリックスの影響が大きいと考えます。

 

f:id:investmentblog:20180212134052p:plain

 

 

テクノロジー関連ではアップルは大きく下げていますが他のマイクロソフト等他の銘柄は底堅く推移しておりセクター別では2番目に位置しています。金融関連は金利引き上げによる恩恵を受けやすい業種であり今回の下げ相場ではS&P500を上回る結果となりました。ヘルスケアについては元々ディフェンシブな業種であり底堅い動きとなりました。

 

エネルギー、公益、生活必需品は今回ダメダメ業種

今回大きく下げているのはエネルギー、公益、生活必需品の3業種です。エネルギーが最も下落しています。エネルギー関連はボラティリティが高く下落局面ではマイナスの影響が増幅してしまったようです。

公益と生活必需品は本来ディフェンシブな業種であり下落相場で強いはずですが、今回の下落要因である米国の金利上昇は安定的に配当をだす企業が多い公益、生活必需品にとってマイナスとなります。債券の代替として安定的な配当をだす企業の株式を保有していた投資家が金利上昇により魅力的となった債券に資金を移すからです。

ジョーカーの保有銘柄でも日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)、米国のたばこメーカーであるアルトリア・グループ(MO)、食品メーカーゼネラル・ミルズ(GIS)といった高配当安定銘柄のパフォーマンスは非常に悪いです。

 

ジョーカーポートフォリオの悪化要因

f:id:investmentblog:20180212141401p:plain

 

今回の下落局面でジョーカーのポートフォリオではS&P500よりもマイナスの結果となっています。ジョーカーの個別銘柄では下落局面に強い銘柄を選定したつもりでしたが現在のところ下落局面での強さを見せてくれていません。

今回の敗因はディフェンシブだと考えた生活必需品関連のパフォーマンス悪化が要因だと考えます。そして生活必需品関連のパフォーマンス悪化要因は金利の上昇です。繰り返しますが金利上昇は安定的な配当をだす生活必需品セクターに特にネガティブな要因を与えます。

 

今後の投資方針

金利上昇が継続するのであればジョーカーのポートフォリオは更に下落するリスクがあります。今後の金利動向を予測して投資するのは危険ですが金利上昇が継続すると仮定して保守的に投資を行うことは必要だと思います。

金利が引き続き上昇するのであれば株価は更に下落するため今の下落局面で慌てて購入する理由はありません。投資家の資金余力により頻度は異なりますが少しづつ株式を買い増していけばいいと思います。

つまり今まで通り給料と配当金を定期的に購入する方針に変更はないということです。

金利が上昇すればするだけ株式への投資の魅力度が高まっていくため、長期投資家は落ち着いて淡々と株式を増やしていけばいいのです。

ジョーカーも今は非常に落ち着いて株式相場を見ています。生活防衛資金を分けて管理しているため市場がどれだけ暴落しようと日常の生活には困らないからです。

やはり手元資金は大切だと今では心から思います。

 

www.joker-investment.com